花霞堂日録
「てづくり豆本展」に参加します
東京は渋谷、ロゴスギャラリーで行われる「てづくり豆本展」に参加します。
* * * * * * * * * *
てづくり豆本展
2012年3月23日(金)~4月4日(水)
10:00~21:00(最終日は17:00まで)
会期中無休、入場無料
ロゴスギャラリー
渋谷区宇田川町15-1渋谷パルコPart1 B1F
03-3496-1287
* * * * * * * * * *
九人の豆本作家による展示販売となります。
花霞堂で参加します。
春休みということで、資料探しの旅もかねて、私も会期に合わせて一週間ほど都に上ることとなりました。
今のところ、22日から31日、1日ごろまで上京の予定です。
会期中は、実演やワークショップが行われます。
私もワークショップをさせていただく運びとなりました。
いずれも材料・道具共にこちらで用意いたします。
各定員6名、ご予約はロゴスギャラリー(☎03-3496-1287)へお願いします。

二折り綴じのハードカバー豆本
3月23日(金)17:30~20:30
3月31日(土)11:00~14:00
参加費 5000円
花霞堂書き下ろしファンタジー『お砂糖姫と長の世継ぎ』を作ります。本の大きさは43×54ミリ、本文紙は糸で綴じて、ハードカバーに。製本の楽しみと、小さな本を読む楽しみを味わっていただければ幸いです。

『豆本読本』とノートセット
3月26日(月)11:00~12:00
参加費 2000円(復習用の材料別途1セットつき)
一回切り込みを入れて折るだけで作る、豆本についての簡単教科書『豆本読本』(16ページ本)と、原稿用紙が印刷されたノート(8ページ本)を作ります。二冊を収める「たとう」つき。
以前、豆本茶話会で作ったものに、たとうをつけたものとなります。
おさらい用のセット付き。

トランク形の中綴じ豆本
3月26日(月)13:00~14:00
参加費 2000円
本の大きさは40×35ミリ、ざらりとした手触りの本文紙(内容は花霞堂書き下ろし)を糸で綴じ、表紙はお好みでコラージュして、世界でたった一つだけの「トランク」の形の豆本を作ります。
トランク豆本は簡単なしくみの豆本ですが、コラージュなど、気軽に楽しんでいただけるかと思われます。トランクのベルトも、何色か用意する予定です。
詳細は後日、追ってお知らせします。
よろしくお願いいたします。
豆本ワークショップ終了しました
おかげさまで、二月十一日に行った豆本ワークショップも、無事終了しました。
色々とやらかしましたが、1予定より早めに終わるなど、参加してくださった方のご協力もあって、順調に進みました。そして手伝ってくれた友人・まほさんは、今回もすばらしく有能でした。

綴じの様子。
糸はお好きな色を選んでいただきましたが、水色と緑が圧倒的に多かったのが印象的でした。本文にそぐわない色は用意していなかったものの、季節のせいか、寒色が人気のもよう。
材料は、四つ折りにしたレースペーパーの中に入れてみました。
筆置きに用いたのは蝶々の箸置き。てぬぐいは蝶々とりんごの二種、カッターは私のお気に入りであるOLFAのリミテッドFAでした。

豆本茶話会の時ほどには緊張しなかったものの、説明しながら作っていると、内心ひやひやする時もあったりして。まほさんにはその場でつっこまれましたが、服装に悩んだあげくの黒ずくめでした。かろうじて鞄が茶色でした。

化粧裁ちの様子。みなさん真剣。
むつかしいところではありますが、何度もやるうちに自然と手が慣れてきます。本文の前小口に余裕を持たせてあるので、何度か練習したあとに挑戦。

表紙づくり。
この辺りからいよいよ本らしくなってくるので、静かに熱が入ってゆきました。気持ちも逸る逸る。はやく完成させたい! というのが伝わってきて、にやりとしました。

表紙とくっつける前に、本文と向きが逆になっていないか確認中。
見返しはあえて柄取りを変えて、間違いに気づきやすいようにしました。
開いたときに逆さだとなんともいえない気持ちになりますので……!

背のタイトルを貼って、簡易プレスしたところ。この状態でお持ち帰りいただきました。
色々と拙いところも多くあったことと思われますが、本で見ただけではわかりにくかったことがわかった、自分でも作ってみたいというお声をいただけたのでほっとしました。
楽しんでいただけましたようで、何よりです。
この豆本には中身もぎゅっと印刷してありますので、プレスから出した後、手にとって(これ私が作ったんだよ!)という気持ちだけではなく、小さいけれども読む楽しみもある「豆本」を味わっていただけるのではないかしらと思います。見返しが刺繍なのは本文に出てくるからなのね、などなど。
……ということをお伝えしそびれてしまったのですけれども、私もたくさん学ばせていただいて、楽しむことができた時間でありました。
ありがとうございました!
- 会場貸出証明書を忘れて取りに戻るわ、まほさんに買い物を頼み、全力疾走したせいで車に酔い、会場準備中に携帯を忘れたことに気がつくわ、途中でデジカメの電池が切れてまほさんカメラに交代するなど、どじっこすぎました……ごほん。 [↩]
お砂糖姫と長の世継ぎ
たいへん遅くなりましたが、豆本ワークショップで作る豆本をご紹介します。

「お砂糖姫と長の世継ぎ」
遠朝族は、誰よりもつよく、はやく、はかなく飛ぶことを至上とする有翼の人々である。
息吹も一族の例に漏れず、背中に一対のつばさを持ち、空に焦がれる娘だった。次代の長が定まろうとする中、いつものように長とその伴侶・お砂糖姫の逢瀬を見つめる息吹の、つばさとこころが放たれるまでのお話。
ワークショップのために制作した、二折綴じのハードカバー豆本です。
表紙には、やわらかい手触りの紙を用い、手に持った時にふんわりと軽い豆本となりました。
表紙は、お砂糖姫ということばから連想した色を使って、やや背伸びをした童話、といった態で纏めてみました。
本文は、以前に作った「鳥籠姫は彼方」という豆本に登場する一族・遠朝族のお話です。完全な続編ではないため、「鳥籠姫」を未読でも支障はありません。

中表紙のようす。表紙と揃いの花を散らしました。
ちらりと見える見返しは、刺繍を印刷したもの。
表紙側と裏表紙側で、それぞれ柄を取る部分を微妙に変えています。
うっかりしていて映っていませんが、花布は深い臙脂色の布を裏打ちして作りました。
ワークショップでは、この花布も作ります。

写真ではわかりづらいのですが、本文は赤味の強い書籍用紙に、深くなる一歩手前の茶色で印字しています。背幅が狭すぎるといけないので、本文用紙は他の豆本よりもちょっとだけ厚め。
ご覧のように、文字がぎゅっと詰まっています。実習版1と比べて一行増えましたが、行間もほどよく入れました(つもりです)ので、そう読みづらくはないと思われます。
綴じ糸は、花のかたちをしたお砂糖のような、ふわっとした淡い桃色のものを用いました。
ワークショップでは、本文の雰囲気に合ういくつかの色の中から、お好きなものを選んで綴じていただきます。

奥付には、製本者の名前を書き込む余白を設けています。
ここにご記名いただくことで、世界にたった一冊だけの、自分で作った「お砂糖姫と長の世継ぎ」となります。
表紙の背には、クラフト紙に刷ったタイトルを貼り込みました。

豆本としてはやや大きめ(約43mm×54mm)となりました。
とはいえ、掌にくるんでしまえるほどの大きさです。
それでは、当日お待ちしております。
- まほさんと同期を相手にワークショップの練習をした時に作ったもの [↩]
豆本ワークショップ実習編

まほさん1と同期の子2にお願いして、豆本ワークショップの実習をしました。
色々なことが重なって、当日説明をしながら準備をするというゆるゆるな実習でした……。
平生は無意識に、もしくは感覚でやっていることを、別の視点から捉え直して説明することの難しさをしみじみ感じる時間でした。はがゆい。至らないなあ、と思う。

本の小口を整える「化粧裁ち」は、時間が読めないため、実際に入れるかどうか悩んでいる工程でした。まほさんと同期の様子を見て実際に導入するか決めようと思っていたのですが、ふたりとも優秀でした……。
今回は他の工程をてきぱきすすめて、化粧裁ちを入れる意向で考えております。

一通り終わった後、簡易プレスした様子。こんな状態でお持ち帰りいただくことになります。
下に映っているのは、化粧裁ちをしてできた紙片で同期が作ったミニコースター。話しながら何かをしているなと思ったら……! そんな彼女がだいすきです。3
本のかたちに近づいていくにつれて、次第に二人が高ぶっていくさまを見ていると、こちらまで楽しくなって、徹夜の疲れも吹き飛んでいきました。改善点も、たくさん見つかりました。
気がつけば、ワークショップまでもう少しです。
最後の微調整後、週末から来週頭ごろに、「お砂糖姫と長の世継ぎ」詳細を載せる予定です。
豆本ワークショップのお知らせ
広島で、豆本を作るワークショップを開きます。

・豆本ワークショップ
2012年2月11日(土)13:00~16:00
広島市まちづくり市民交流プラザ 南棟3階 会議室B
定員:5~6人 参加費:3500円(材料費・道具貸与代込み)
ご持参いただくもの:筆記用具
二折綴じのハードカバー豆本を作ります。小さいけれど、しっかり読めます。
作るのは、「お砂糖姫と長の世継ぎ」(角背上製本、二折綴じ、約44mm×55mm)という豆本。
ワークショップのために用意したものとなります。とある一族の中で暮らす二人の女性のお話。
見返しや本文の様子など、詳しいことは近々別のエントリにてご紹介します。
※参加申込受付を開始しました。こちらの申込フォーム(別窓)からお願いいたします。
1月20日、定員に達しましたので、受付を終了させていただきます。ありがとうございます! もしキャンセルがでた場合には、お知らせいたします。
*~20日までにお申し込みいただいた方々には、受付完了メールを送らせていただきました。万一届いていない場合は、お手数ですが右メニューのメールフォームよりご連絡ください。
豆本は、その名の通り、掌にすっぽりとおさまってしまう程の小さな本です。
けれどもその小さい中にはさまざまな世界がぎゅっとつまっていて、小さいからこそ紙の質感がまざまざと感じられたり、本との距離が密接なものに感じられたりもする。
自分の手で本を作ることの楽しさ、豆本の魅力を、すこしでも感じていただけるような場にしたいと思っております。
よろしくお願いいたします!
*定員に達し次第、締めきります。
*作業の進行具合によって、若干延長する場合があります。
*初めての試みですので、申し訳ありませんが、中学生以上の方に限らせていただきます。
*豆本の装幀は、微調整する場合があります。写真より大幅に変更になることはありません。
